女子御三家中と併願することが多い豊島岡学園女子(以下、豊島岡)。
何かとネット上で炎上、荒れることが多いです。


「今や御三家中よりも豊島岡の方が上だ(特に進学実績)」
「いや、やはりゆるぎない伝統を持つ御三家中だ」
とか匿名性のあるネットだからこそ、結構キツイやり取りがなされています。


80%偏差値(四谷大塚)で見ると、
桜蔭         72
女子学院  69
雙葉         66
豊島岡      70

「80%偏差値とは何か」については後日記事にいたします。


国公立や私立上位大の進学実績ですと、
桜蔭がダントツ
女子学院と豊島岡が抜きつ抜かれつ
その次に雙葉

という感じだと思います。


進学実績のことは置いておきまして偏差値ですが、
数値は豊島岡の方が上で、女子学院が下です。


ご存知の方も多いと思いますが、これは受験日が関係しています。
御三家中は2月1日だけの一発勝負。
豊島岡は2月2日、2月3日、2月4日の3日間あります。


正確な比較をするにはすべての学校の入試日が同じ日でないとわかりません。
何年か前のサンデーショックの年に女子学院と豊島岡が2月2日で受験日が並んだ時がありました。
この時の偏差値は、
女子学院  69
豊島岡      68
であったそうです。


豊島岡は何年も前は偏差値60台前半でしたが、上記のような受験日程にして御三家の併願生を呼び込んで、しっかり教育し、進学実績を上げて、メキメキと偏差値を伸ばしてきました。
この作戦は見事で今は女子学院と豊島岡両方受かって、進学の面倒見のよい豊島岡を選ぶ家庭も増えてきました。


いろいろと言い合いになることが多いですが、結論としてはどこまでいってもこの受験日程が揃わないとということだと思います。
豊島岡も2月1日一発勝負の受験日程にしたら泥試合はなくなると思いますが、それはおそらくしないのではないかと思います。


私たちは女子学院の校風が好きで女子学院第一志望でしたし、娘の塾のライバルだった子は進学指導重視のため豊島岡第一志望で、2月1日に鷗友学園を受けて、2月2日以降は豊島岡を受けるという作戦で見事豊島岡に合格しました。


過去記事にも書かせていただきましたが、どちらの生徒も親も素晴らしいと思います。
池袋を歩いていると豊島岡生の真面目さに感心してしまいますし、市ヶ谷を歩いていると女子学院生の元気さや、大妻、三輪田、家政学院の子たちの清楚さに「いいなあ私立女子校って」といつも思います。


過酷な受験勉強を親子二人三脚でやりきってきた子が通っている学校がその家族に1番合っていますし、生徒や親は本当に満足して通わせています。


ネットでの炎上はあくまでも傍観者として見ていていただき、くどいようですが実際に学校に足を運ばれることをオススメします。


関連する過去記事です。ご参考くださいませ。
大学進学実績 女子学院 豊島岡学園女子↓